「ランボー」〜ランボーって?〜
はぁ〜〜〜、このコーナーがはじまって約一年ーかぁーあの木についてる最後の一葉が落ちたとき・・・・私もこのコーナーやめようかな・・・・・。(オイオイ、葉っぱなんか落ち切っちゃってる上に、あと、2,3ヶ月もすれば若葉が芽ぶくよ)嗚呼・・・・・私って、うちの座長に負けないくらい遅筆だったのね・・・・・一緒だったのね・・・・・。劇団入りたてのころから座長に似てるって言われてて、時には、お客様とかにも言われてて、その度、違う違うそうじゃないって、鈴木何とかみたいに心の中で歌ってて、でも最近、「なんか今の発言、座長みたい」って自覚症状が出てきてて、その上、筆の遅さまで一緒だなんて、しかも、このままじゃまずいなと、一念発起して書こうと思ったんだけど、つい、「クイズ・ミリオネラー」と「奇跡体験アンビリバボー」見入ってやめちゃうとこなんか、ますます一緒で、ああーもぉ、「失うものは何もなくなった」て感じだよ。トホホ。
あれは良い子は眠るイレブンピーエム、一本の電話からはじまった−。
座長(以下・座)「おう、おれだ」
(注:座長は電話の第一声、これしか言わない。まちがったらどーすんだろ?
私「あー、なんすか、座長、こんな時間に」
座「お前、おれんちのランボー、しらねえか?」
私「・・・映画の?」
座「何言ってんだ!?お前、ランボーっつたら詩だろ!?詩人のランボーだよ、決まっ てるだろうが、バカバカバ〜カ!」
私「知らんわ!そんなの!!ランボーって言ったら、まず、映画でしょうが!?ふつー そうでしょうが!?」
座「どげえでんいいわ、そんなこと。とにかくランボーじゃ、お前、こないだおれんち で本借りたじゃろうが」
私「私が借りたのは幸田露伴と赤ん坊少女です。(やな2冊)」
座「ちがうのか・・・・。あげな詩やらマジメに読むやつお前以外誰がいるんだよ」
私「左近さんがいるやん。あの人、おネーちゃん口説くのに、ハイネやらボードレール やら口ずさむの好きやん。ランボーやら使える詩がいっぱいあるやん。あの人、そ うーいう努力だけはおしまん人だからね、黙ってもってかえって、こっそり暗記し てる可能性は120%あるね」
座「そーか、あいつがおったな、電話してみるわ」
ガチャン、プー、プー。いったいなんやねんなあ!!!
・・・・とにかく、座長、その日、ある書評を書くのに、ランボーがどーしても必要で、結局そのランボーは、左近さんちにありました、というのが結末。しかし、一方的に言われた私はたまらない。ランボーちゅったら映画のはずだ!!ふつー詩人やら最初に出て来んわ!たいていの人はそのはずだ。ここはいっちょリサーチしてみねば・・・・・。
んで、次の日、ちょーどよく母からの電話・・・・・
私「あー母さん、とつぜんですまないんだけどさ、ランボーって言ったら、何思い出 す?」
母「ええ?ランボー??みなみらんぼう」
・・・・・母よ、自然よ、そうだ忘れとった、この人には、この人だけは聞いちゃだめなんだ。